漫然と鎮痛剤を使ってはいけない

整形外科で処方される鎮痛剤は、あくまで一時的に痛みを止める神経ブロックで、これを毎日毎日、予防のように漫然と服用し続けると、体に薬の耐性が付き、効かなくなるどころか、副作用で胃潰瘍、逆流性食道炎、肝炎などを引き起こす恐れがあります。いまや、鎮痛剤ロキソニンと胃潰瘍薬レバミピドは、最初からセットで処方される有り様です。根本治療があります。それは体の老化現象でもある「腎虚」を改善する漢方療法と栄養療法です。

コンドロイチン硫酸ナトリウムとは

保湿を促す目薬や化粧料の中にも含まれています。

肩関節周囲炎(五十肩)

原因は、肩関節にある肩峰下滑液包の水捌けが悪くなり、薄くなった肩の周りの腱(腱板)と肩甲骨の一部がぶつかることで炎症が起き痛みが発生します。皆さんがよくご存知のコロンドロイチン硫酸ナトリウムは、体の中に元々ある細胞間物質で、関節や皮膚などで保湿作用のある、スポンジのような働きがあります。コンドロイチンには、A〜Hの種類が存在しており、広告を過大に行なっている通販の安価なコンドロイチンは、名の知れた大企業のものでも人間のコンドロイチンには相応しくないものが使用されています。当店で扱っている「治療用コンドロイチン」は、人間と同じAタイプとCタイプを原料とした天然のコンドロイチンを使用しております。

石灰沈着性腱板炎

原因不明とされており、40〜50代の女性に罹患者が多くみられますが、関節部位の水分不足と水捌けの悪さが関係しているとも言われており、当店では、体全体の水捌けを改善して消炎と鎮痛を促す漢方療法と栄養療法を行なって効果があらわれております。

・急性型 症状が強く発症後1~4週続く 
・亜急性型 中等度の症状が1~6ヵ月続く
・慢性型 運動時痛などが6ヵ月以上続く


石灰沈着性腱板炎は、ありふれた疾患で、肩が痛い人のうち、7〜17%程度は、石灰沈着性腱板炎と厚労省に報告されています。石灰があっても痛みがあるとは限らず、半分の方は症状が無いため、肩が痛く無い人を検査した場合でも、3〜10%の方で、石灰化がみられます。

肩腱板に付着したミルク状のリン酸カルシウム結晶(石灰)は、時間と共に固まって硬くなります。 この石灰が溜まって体積を増していくことで、痛みなどの症状も悪化し、激痛が走ります。

痛み始めの急性外傷の場合は、1週間~2週間三角巾で安静にし、保存療法で7割が改善します。 保存療法は、運動療法と注射療法が行われます。 注射療法は、夜間痛が肩関節周囲炎を併発してあらわれた際は、肩峰下滑液包内に局所麻酔剤と水溶性副腎皮質ホルモンを注射しますが、夜間痛が無くなると、注射はヒアルロン酸のものに変更します。

石灰沈着性腱板炎は自然に軽快することが多く、まずは痛み止めの内服、ステロイドの注射、理学療法(リハビリ)が行われます。 改善しない場合には、体外衝撃波治療や、石灰の穿刺(せんし)吸引、洗浄が行われることがあります。 難治性の場合には、石灰を除去し、腱板の周りの骨を削る手術が行われます。

石灰沈着性腱板炎の内視鏡手術の映像