米領バージン諸島は27日、性犯罪で起訴され勾留中に死亡したジェフリー・エプスタイン元被告による現地での性的人身取引を「黙認していた」として、米銀JPモルガン・チェースを提訴した。 同諸島のジョージ司法長官はニューヨーク州南部地区(マンハッタン)連邦地裁に訴状を提出。元被告の行いを手助けした者に責任を負わせる「継続中の取り組み」の一環としてJPモルガンを訴えたと説明した。 訴状は、エプスタイン元被告が「JPモルガンで保持していた口座が関係する主たるビジネスは人身売買だ」と指摘している。JPモルガンはコメントを控えた。 エプスタイン元被告はカリブ海に浮かぶ米領バージン諸島のリトル・セント・ジェームズ島を個人で所有。多くの少女がこの島に連れて来られ、性的暴行を受けていた。